投資信託とは?
この頃よく「投資信託」って聞くけど、なんだかよく分からないわ。
投資信託という言葉になじみがなかった人にはそうかもしれませんが、難しくも何ともありません。投資信託とは文字通り一般投資家(この場合一般のお客さま、つまりあなたです)が自分の資金を運用の専門家を信じて託すこと、つまり信用して任せるということなのです。
投資信託は小口資金から気軽にスタートできる金融商品のひとつなのです。
どんな商品か、仕組みを具体的に教えてください。
下の表を見て下さい。投資信託とは、たくさんの人から集めた小口の資金を一つにまとめ、それを運用の専門家である投資信託会社が信託銀行を通じて、海外や日本の「株式」「債券」などに投資し、運用するのです。その結果の収益を分配します。簡単に言えば、こんな仕組みの商品なのです。
株式とは?
株式会社は、株式を買ってくれた投資者(株主)に利益の分配を行います。株式は一般的に証券取引所で売買され、その株価はその企業の業績、人気、金利、経済情勢などにより変動します。
債券とは?
債券は公社債ともよばれ、国、地方自治体、一流企業などが投資者から資金を借入れる際に発行するものです。券面には借入れた金額、利率、償還日が記載されており、通常は確定利付です。
でも、運用の結果、損をすることもあるんですか?
そうなんです、よく注意してもらいたい点は投資信託は、預金と違って元本の保証がされていません。投資する株式や債券は毎日値段が上がったり下がったりするため、投資信託もそれにつれて上下します。したがって高い収益が期待できる反面、元本割れのリスクもあるのです。それと、預金保険の対象ではないことも 覚えておいてください。
「リスク」をもうちょっとわかりやすく説明してもらえませんか?
一般的にリスクとは「危険性」と思われていますが、ここでは「価額が上下にふれる可能性」とか「思った通り にいかない可能性」とかに解釈した方がいいでしょう。予測どおりにピシッといけばいいのですが、上下にふれて思った通りにいかないこともあるのです。 「思った通りにいかない場合もありうる」・・・これをいわゆる「リスク」という訳です。
主なリスクには・・・
• 株式には、株価の変動リスク
• 債券には、金利変動により債券相場が上下するリスク
• 外貨建商品には、為替の変動リスク
一般にリスクが大きなものほどリターンが大きく、リスクが小さいものほどリターンが小さいという関係があります。
おおまかにいえば、以上のようなリスクがあります。しかし、投資信託はこのリスクを分散するため、資金を複数のものに投資する「分散投資」をしています。
これを機会に我が家の資産運用の方法をチェックしなくては・・・ でもどんな点に注意すればいいのかしら?
何をするのにも、まず基本が大切です。資金の運用では大体3つのことを考えておく必要があるでしょう。
• 1つめは元本保証の・・・・・・・「安全性」
• 2つめは引出しやすさの・・・・「流動性」
• 3つめは利回りなどの・・・・・・「収益性」
• 安全性(元本は保証される)・・・定期預金など
• 流動性(引出しやすい)・・・普通預金、貯蓄預金など
• 収益性(好利回りの反面、元金が目減りする可能性もある)・・・投資信託など
この3つの要素を考えて分散運用するのがベストでしょう。まず「安全性」と「流動性」を確保し、基礎をしっかり固めた後、「収益性」をねらってみてはどうでしょう。つまり、資産全体の安全性と収益性を高めるように組み合わせる訳です。これもかしこい分散投資なんですよ。
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